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諭迷復宗決

ゆめいぶしゅうけつ #4801

諭迷復宗決

ゆめいぶしゅうけつ

一巻。
寂静院日賢(一五六九-一六四四)著。
寛永一八年(一六四一)刊。
全』宗論部所収。
日賢は本寺日禛(一五五九-一六一七)について出家し、のち本法寺正経院日慈に従ったと伝えられる。
日賢は学徳が高く、飯高・中村・松崎の三檀林の能化を歴任し、慶長一八年(一六一三)には中山法華経寺一九世に晋山。
寛永年受不受論争では関東系不受派の重鎮として活躍したが、不受派の敗北となり、遠州横須賀へ流され、ここに本源寺(静岡県掛川市大須賀)を創した。
本書は遠州の配所において著したもので、日蓮宗を離脱した舜統院真迢(一五九五-一六五九)の『破邪顕正記』五巻を破した書である。
その主旨は題号の示すとおり、真迢が改宗するに至った迷いを諭し本宗に復せしむる意を述べたものである。
本書は九篇から成り、詳しくは、(一)偏円権実起尽、(二)四十余年未顕真実、(三)三時弘経、(四)三時弘経之導師、(五)末法法華経行者位決、(六)末法法花行者所期浄土、(七)三部経一念十念往生、(八)爾前迹門本門三種弥陀、(九)略秀句真書である。
特に注目すべきものとして、真迢が即身成仏・此土浄土・釈迦一仏などの説を否定して、浄土念仏を信仰したことに対し逐一反論を加えている。
なお日賢は本書の著述後、更に真迢を批判するため『諭迷復宗別記』(寛永一八年刊)一巻を著している。

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