論義・論議
論義・論議
ろんぎ
講論、法問、問答ともいう。
問答往復して法門の真実義を明らかにする儀式のことで、五種法師行の内の解説行にあたるものである。
「法華十講」、「法華八講」等は、講経論義といい、八講は延暦一五年(七六九)に勤操が石淵において修したことに始まり、十講は、延暦一七年最澄が一乗止観院で修したのがはじまりであるといわれている。
本宗では、天正五年(一五七七)仏心院日珖が、「慈父十三回忌の為に十講を修した」『一代行法日記』というのが記事としては初めてのように思われる。
これよりのち天和元年(一六八一)の宗祖第四〇〇遠忌には、身延山久遠寺で「法華十講」を行ない、池上本門寺では「安国論礼講」、「法華八講」、「大論議・唱題成仏」を行ない、更に享保一六年(一七二一)の第四五〇遠忌にも、身延山久遠寺では、「法華十講」が行われたことが記録に記されている。
そして、近年に於ては、大正一〇年(一九二一)の聖誕七〇〇年法要の折「法華礼講法会」が昭和六年(一九三一)の第六五〇遠忌には「立正安国論礼講会」、昭和二七年の開宗七〇〇年には「立教開宗慶讃礼講会」等の論義法要が行われている。
《『身延山史』、池上本門寺蔵『紺表紙写』》