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行表

ぎょうひょう #4694

行表

ぎょうひょう

(七二一-七九七)
伝燈法師。 大和葛上郡(奈良県御所市)の人。 伝教大師最澄の師。
平一三年(七四一)中唐僧戒律宗、大安寺の道璿について得度。天平一五年興福寺北倉院にて戒律を受け、併せて達磨の禅法を伝う。
のち近江崇福寺に住し近江の国師に任ぜられる。
宝亀九年(七七九)最澄一二歳近江国分寺で出家、行表より唯識・華厳らの章疏を学び、達磨禅を相承す(内証仏法相承血脈)。
これについて日蓮聖人は「三論・法相・華厳・倶舎・成実・律の六宗並に禅宗等を行表僧正等に習学せさせ給し」(定一〇一四頁)と記している。 また聖人が「山階寺(やましなでら)の行表」(定一二〇七頁)と記すのは当時の行表の呼称で、行表が受戒したのが山階寺(興福寺の古称、初め山城山階にあった)であったからである。
日蓮聖人は「行表僧正」と称している(定一二四〇頁)。
晩年大和大安寺に帰り、延暦一六年大安寺西唐院にて遷化。 七六歳(『扶桑略記』は一四〇歳寂としている)。
道璿の『註梵網経』の梵網菩薩戒の思想は行表を通して最澄に影響を与えた。
《『遺文辞典』歴史篇「行表」の項、『日蓮辞典』『日本仏教人名辞典』『国史大辞典』四巻「行表」の項》

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