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薬王菩薩

やくおうぼさつ #4655

薬王菩薩

やくおうぼさつ

法華経に説く二十五菩薩の一。
法師品では対告衆となって仏より成仏の記別を授かることを約束され、勧持品においては仏滅後の弘教を誓い、嘱累品では塔外付属を受け、薬王品では薬王菩薩の往時の苦行が説かれている。
ち、薬王菩薩が過去世に一切衆生喜見菩薩として、日月浄明徳仏に法華経を聞き得た恩に報ずるため自ら身を焼き、更にのち自分の両臂を燃やして供養した因縁を説く。
陀羅尼品では法華受持の行者の守護を誓い、厳王品では妙荘厳王の太子(浄蔵)となって、父王を法華経の信仰に入らしめる実例として説かれている。
法華経の行者たる日蓮聖人は、薬王菩薩正法護持の態(定九九〇頁)、及びそれに関連する行者守護に注目され(定一五一〇頁)、自身の出世を意義づけるものとして重要視された。
また天台大師を「薬王の化身」と見なしている。
《『遺文辞典』歴史篇「薬王菩薩」の項、『日蓮辞典』『岩波仏教辞典』『図説仏教語大辞典』「薬王菩薩」の項》

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