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本遠寺(山梨県南巨摩郡)

ほんのんじ #3494

本遠寺(山梨県南巨摩郡)

ほんのんじ

日蓮宗由緒寺院の一つ。
山梨県南巨摩郡に所在。
大野山と号す。
開山心性院日遠。
開基養珠院日心(お万の方)。
身延二二世心性院日遠は慶長法難に際して徳川家康の忌緯に触れた刑余の身であるとして、日蓮聖人棲神の祖山の猊座にあるのは聖人の霊を涜するものとして在山五ヵ年、慶長一三年(一六〇八)暮れに大野邑に隠棲した。
しかし元和元年(一六一五)再び入山して在山二ヵ年、寛永一九年(一六四二)三月池上にて遷化す(『新編日蓮宗年表』によれば「鎌倉経ヶ谷不二庵に於て遷化」とみえる)。
他方、康の側室万の局(養珠院妙紹日心大姉)は、日頃崇敬する日遠のために、その隠棲地大野邑に慶長一九年、長子紀伊頼宣、次子水戸頼房の両人に命じて堂塔精舎を築いて「本遠寺」と号し、心性日遠を開山と仰ぐ。
お万の局は承応二年(一六五三)八月江戸の紀州邸に逝くや、遺言に則り遺骸は本遠寺の日遠の廟と並べて葬らる。
当山の宝蔵中には聖人直筆「今此三界災難除大曼荼羅」、日重・日乾・日遠三師の本尊、文化財指定釈迦立像、本阿弥光悦直筆、お万の方遺愛品、宗門関係資料等を多く収蔵する。
《『本化別頭仏祖統紀』、『身延山史』》

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