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中正論

ちゅうしょうろん #325

中正論

ちゅうしょうろん

二〇巻。
蓮華日題(一六三三-一七一四)著。
延宝五年(一六七七)刊。
四四歳の作。
全』四-八巻・宗論部所収。
日題は寛永一〇年京都に出生し、一一歳にて出家心性寺の創始者心性日悟に師す。
野呂檀林において学問を究め、後に心性寺第二世となる。
正徳四年六月二四日没す。
享年八二歳。
他の著作に六六歳の中正論或問』五巻を著し、元禄一三年(一七〇〇)に刊行さる。
中正論』の内容は、日蓮教団を離脱し、日蓮教団を破斥した真迢(一五九六-一六五九)著作の『破邪顕正記』五巻、及びその弟子真陽著作の『禁断日蓮義』一〇巻、を破斥した書である。
全二〇巻を一七六項目に分け、その細目七〇〇余数の問答形式にて著した。
その意図は文に「既にして大小の修目凡て七百十有七。語難其数をしらず。以て一えに渠儂が矯邪を弁折し兼て諸宗の謗法を糺明す。大極図説に謂ることあり。聖人之を定むるに中正仁義を以てすと。況や吾が大雄氏の道豈に夫れ爾らざらんや。故に今、真迢が偏邪に対して仏祖の中正を論ず。書成て二〇巻。因て中正論と名く」とあり、その内容は、日蓮宗教団および日蓮聖人個人に対する難詰に対して、法華経最第一について、四十余年未顕真実の事、爾前無得道の事、法華経経文解釈の事、念仏修行の事、日蓮宗追却院宣の事、日蓮菩薩号の事、三十番神等勧請の事、四箇格言の事、等々種々に亘る難詰に、日蓮宗側の反論を記している。
《『仏書解説大辞典』「中正論」の項》

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