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不動明王【修法】

ふどうみょうおう #281

不動明王【修法】

ふどうみょうおう

梵語Acala。 五大明王、八大明王の中の主尊である。 直訳では「堅固で動かざるもの」を意味する。
大日如来衆生化する際に忿怒(ふんぬ)の相をもって形を現されている。
の智慧が悪魔を降伏する働きを「降魔の相」といい、その働きを神格化したものを「明王」という。
その姿を不動経には「大慧徳の故に青黒の形を現し、大定徳の故に金剛石に座し、大智徳の故に大火焔を現し、大智剣を持てり」とある。
不動明王は火生三昧に住んで、貪瞋痴の障害や、けがれを焼き尽す炎を背に有し、また右手には全てのや敵を撃滅させる剣を持ち、左手にはそれを撃縛させる索を持つ。 目は開き、牙を出し下の歯で上唇を噛み、頭の頂には七髻(けい)が有り、左肩には弁髪の一端をたらす、また不動明王は上は如来(仏)の教えをうけ、下は行者の守護とその菩提を成就させる。 法華経の如来使の思想を表している。
本宗の本尊曼荼羅には向って右に不動明王を、左には愛染明王種子として梵字で表している。 これは定慧の二法を表すので、己心妙法蓮華経にほかならない、真言宗では不動明王法として、不動明王本尊として息災を祈願する法がある。
《『法華験家訓蒙、『遺文辞典』歴史篇「不動明王」「不動・愛染感見記」の項、『日蓮辞典』『広説仏教語大辞典』『新版仏教学辞典』『岩波仏教辞典』『図説仏教語大辞典』「不動明王」の項、神奈川県立歴史博物館編『鎌倉の日蓮聖人 中世人の信仰世界』》

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