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十如是

じゅうにょぜ #930

十如是

じゅうにょぜ

法華経方便品の略開三顕一段の終りに「唯とのみ乃し能く諸法の実相を究尽し給へり。
所謂諸法の如是相・如是・如是体」等とある文の中の如是相・・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟等を天台大師十如是、または略して十如と称した。
天台大師は十如是を基として十界互具・百界千如・一念三千の法数を立て、これを終窮究竟の極説とした。
ち『摩訶止観』巻五で第七正修章を明かす中の観陰入界境に対する観不思議境で一念三千を説いたのがそれである。
法華玄義』二上の衆生法の解説部分によると「相は以て外に拠る、覧て別つべきを名付けて相と為す。
は以て内に拠る、自分改めざるを名けてと為す。
主質(正主本質)を名けて体と為し、功能(能力)を力と為し、構造(構築造作)を作と為し、習因を因と為し、助因を縁と為し、習果を果と為し、報果を報と為し、初の相を本と為し、後の報を末と為し、帰趣する所の処を究竟等と為す」と。
同じく『法華玄義』二上に十如是の三転読文を示す。
台師の云く、(三諦の)義に依って(十如の)文を読むに、凡そ三転あり。
一に云く是相如、二に云く如是相、三に云く相如是」と。
一は空の義、二は仮の義、三は中の義である。
三転読文する理由は経に「法実相」とあり、実相は三諦円融の意味だからであるという。
《『法華玄義』二上「衆生法釈」、『法華文句』方便品十如是釈、『摩訶止観』五ノ三「観陰入界境の観不思議境釈」、『遺文辞典』教学篇「十如是」の項、『日蓮辞典』『岩波仏教辞典』「十如是」の項、『台学辞典』「十如」の項

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