妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

革新同盟

かくしんどうめい #5204

革新同盟

かくしんどうめい

詳しくは日蓮宗革新同盟という。
第二次世界大戦後の混乱期に日蓮団の民主化、宗政の革新を目的として昭和二三年(一九四八)一二月一四日、東京谷中常在寺(佐久智周)で結成された宗内有志の団体。 いらい約三年、強力な運動を展開した。
タブロイド版の関紙『革新』は月刊ながら宗内外に大きな反響を呼んだ。
その綱領、規約の主なものは、

綱  領
一、我々は法華経の真意に基いた革新的宗学を樹立して新時代への布教を期する。
一、我々は宗政の封建を排除して明朗なる民主化を期する
一、我々は僧侶本来の使命に立脚して寺院教会の経済構の確立を期する
革新同盟規約(目的)
本会は日蓮宗教学及び宗政の民主的革新と寺院経済の確立による社会的進出を以て目的とする。

それに「実践項目」として次のような目標が掲げられた。
厳密なる無記名投票、僧階制度の改革、宗政の地方分権制、宗務院機構の改革、総大本山特殊寺院の解放、僧服制の改革、法類制弊害の打破、宗門財政制度の確立、法要儀式の改革、寺族問題の解決、社会事業の振興、布教活動の振起、地方布教師の派遣、迷信の打破。
これら「実践項目」のうち「総大本山特殊寺院の解放」とくに身延山解放という点に運動の重点が置かれたのは、当時、身延山久遠寺で山林(有林)盗伐(実は誤伐)問題などが惹起されていた現実とも深く関わっていた。
このように宗内で活発な運動を続ける一方、宗団革新全同盟、天台宗革新同盟、浄土宗民主化同盟、全国仏教学生連盟など他教団内の革新運動団体と共に全国仏教革新連盟(委員長・妹尾義郎)を結成(一九四九)、その推進的役割を果した。
いずれにせよ結成後三年たらずで任務を終えた団体ではあったが、その足跡は様々な形で現在に残され「実践項目」もなお古くて新しい問題を含んでいることは注目されてよい。

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