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阿羅漢

あらかん #5140

阿羅漢

あらかん

梵語arhatの音写。 阿羅訶・阿羅呵・阿盧漢・阿梨呵・羅漢ともいう。 殺賊・不生・応供・応真・真人・離と訳す。
(1)声聞の四果(須陀洹・斯陀含・阿那含・阿羅漢)の第四位。
三界(欲界・色界・無色界)の見惑・思惑の煩悩を断じて尽智を得、修学が完成して学ぶべきことがなくなり、世の供養を受けるべき位に至ったもの。
大智度論』巻第二に「復た、阿羅訶と名く。 云何が阿羅訶と名くるや。 阿羅を賊と名け、訶は殺と名く。 是を殺賊と名く。 (中略)復次に、阿を不と名け、羅訶を生と名け、是を不生と名く。 の心種子は後世の田中に生せず、無明の糠を脱するが故なり。 復次に、阿羅訶を供養を受くべきものと名く。 は諸の結使を除き尽して、一切の智慧を得たるが故に、一切の天地の衆生供養を受くべし。 是を以ての故にを阿羅訶と名く」と阿羅漢の「殺賊」「不生」「応供」の三義を説く。 ただし梵語arhatには殺賊・不生の二義は当らない。
(2)如来十号の一。
前項と区別するために、応供または阿羅訶を使用するが、意味は同じ。 ただし、大乗仏教が興起して以後は、阿羅漢の称は小乗の聖者の意味に限定された。 法華経序品で第一番に列座される声聞は「皆是阿羅漢」である。
《『遺文辞典』教学篇「阿羅漢」の項、『広説仏教語大辞典』『新版仏教学辞典』『岩波仏教辞典』『図説仏教語大辞典』「阿羅漢」の項、『天台学辞典』「阿羅漢」「阿那含」の項》

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