妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

証道

しょうどう #4765

証道

しょうどう

(1)悟りの道。 悟りの内容たる真。 またその真の実証。
道に対する語。 道が経文に示された教相(教説)の法門をいうのに対し、証道はその教相によって明かされた内証の真をいう。
『諸宗問答鈔』に「道は教相法門にて候。 証道は則内証の悟りの方にて候」(定二二頁)と説明がある。 台・妙楽の三大部とその注釈書はこの教道・証道の二道によって説かれているから、どちらの立場で書かれているか見極める必要があると、同書で日蓮聖人は注意している。
妙楽は『玄義釈籤』の中で「の自行に約する故に証道なり」と解釈し、教道を仏の方便化他証道の真実自行と配している。 従って道は説に約し、証道は行に約して論じられるのである。 教相に対して実践実修を示す観心の語は、この証道の場から論じられるもので、観心と証道は両者互いに重なりあう概念であり、観心証道の語も使われる。

(2)また台では菩薩五十二位中、初位以上(円教)の修行を証道、それ以前の修行を修道という。
《『遺文辞典』教学篇「証道」「証」の項》

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