妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

直指人心見性成仏

じきしにんしんけんしょうじょうぶつ #4212

直指人心見性成仏

じきしにんしんけんしょうじょうぶつ

禅宗の悟りを示した要句。
直指人心とは経説によらず、坐禅によってまっすぐ自己の心を見きわめるをいう。
成仏は見性即成仏の略で顕性成仏とも書く。 自己の本来もっている心性を観見して仏性そのものであると覚知することをいう。
つまり、直ちに迷いや疑いを破って自己本来の相を顕し、悟ることをいう。 これは衆生の心と仏心とは本来一つであるから、仏として他に求めるべくもなく、成仏というもただ己の心性に対する知見に外ならないとすることをいう。
このような経典を否定する禅に対して、日蓮聖人は法華至上主義の立場から「の所為」と非難された。 法華経は如来の金言であり、如来の真実を表された経であり、それを否定する事はとりもなおさず如来をも否定するになるから、それゆえ「の所為」と非難されたのである。
《『遺文辞典』教学篇「見性成仏」「直指人心見性成仏」の項》

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