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法華経大意

ほけきょうたいい #3871

法華経大意

ほけきょうたいい

(一)法華経の説内容の大綱・概略。
(二)法華経の大意を述べた著書。
(1)一巻、湛然(七一一-七八二)述。
『法華大意』『妙法蓮華経大意』とも称する。
『続蔵』一輯四三套二冊所収。
(2)一紙、伝最澄(七六七-八二二)撰。
行住坐臥における法華経修行の心得を説くが偽撰と考えられている。
『日蔵』第一二法華部章疏第二所収。
(3)一篇、伝日蓮註。
康元元年(一二五六)頃に系年されるが京都本満寺に写本が現存するのみで、偽書と考えられている。
冒頭に法華経の分科を明かし、以下順次に各品の大意を述べている。
『日蓮聖人遺文』続集・『昭和定本日蓮聖人遺文』第三巻所収。
(4)三巻、無相説、法聚較正、葉祺胤重較。
巻末に法聚の『法華大意』、太虚(無相)の『法華大意開経敍啓』、徐渭の『法華大意後』、葉祺の『重刻太虚禅師法華大意跋』等を付す。
禅宗の立場から法華経を釈したものである。
『続蔵』一輯四九套四冊所収。
(5)一巻、仁秀。
『法華経二十八品大意』とも称する。
法華経の表面的な解釈を通して大意を物語風に叙述している。
法華経のえを一般の人々に解り易く説いたもの。
文東方叢書』第一輯第二所収。
(6)一紙、久遠成院日親(一四〇七-八八)。
『法華大意』とも称する。
(7)一巻、進大夫阿闍梨日我(一五〇八-八六)著。
(8)二巻、心性院日遠(一五七二-一六四二)著。
法華経二八品の大要について、各品の大意を平易に略述したもの。
各品における経句の的解釈の立場をとらず、品々の要旨を略述し、法華経の大意を解させようとしている。
本書は同じ日遠が著した『法華随音句』『法華音義』『法華訳和尋迹抄』と共に版を重ね、近世における法華経の和訳普及に大きな役割を果した。
慶安元年(一六四八)京都書肆中野五郎左衛門から刊行、次いで和二年(一六八二)同浅野久兵衛から同版木により重版された。
更に元禄九年(一六九六)には、江戸の書肆山口権兵衛から全文を平仮名に、書名も『法華経和談抄』と改題し刊行された。
なお本書は『文東方叢書』第二輯第三巻に収録されている。
(9)一巻、妙乗院日昇(一四九二-一五五一)著。
(10)二巻、神谷大周撰。
明治二六年(一八九三)刊。
(11)一冊、田中智学(一八六一-一九三九)述。
昭和二七年(一九五二)刊。
大正四年(一九一五)二月、三保松原最勝閣で開催された第五回日蓮主義講習会における田中智学の法華経義を門人の高田聖泉が筆録したもの。
田中の第一三回忌に当って出版された。
日蓮主義の立場から十にわたって法華経の大意を述べている。
《小野玄妙編『仏書解説大辞典』「法華経大意」の項、丸山孝雄編『仏書解説大辞典』「法華経大意」の項、『遺文辞典』歴史篇「法華経大意」の項

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