三重配当
三重配当
さんじゅうはいとう
一代聖教を爾前・迹門・本門の三重に分け、これを正法・像法・末法の滅後三時に配当した、教時(機)相対する日蓮聖人独自の教判。
一代聖教三重配当とも称される。
明文は遺分の『四菩薩造立鈔』に見られ「本迹二門の浅深・勝劣・与奪・傍正は時と機とに依るべし。
一代聖教を弘むべき時に三あり。
機もて爾也。
仏滅後正法の始めの五百年は一向小乗、後の五百年は権大乗、像法一千年は法華経の迹門等也。
末法の始めには一向に本門也。
(略)一代聖教を三重に配当する時、爾前迹門は正法像法、或は末法は本門の弘まらせ給うべき時也」(定一六四九頁)。
また『本尊抄』『下山鈔』『高橋入道殿御返事』等にも説かれ、更に末法は妙法五字であることと、三時の弘通を四依に配して正法の前五百年は小乗の四依(迦葉・阿難等)、後五百年は権大乗の四依(龍樹・天親ら)、像法は迹門の四依(天台・伝教ら)、末法は本門の四依(本化上行等)であることが示されている。
《日導『祖書綱要刪略』》