妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

従果向因

じゅうかこういん #2097

従果向因

じゅうかこういん

果の境界から再び因の境地に出てくること。
台の従因至果に対して日蓮聖人がとる修行の根本的態
本門の立場はすべてが仏果の上の悟界にあり、仏の知見より一切をながめるものであり、法界は迷いの世界ではなく悟りの世界である。 既に悟りの世界であれば、迷いを去り悟りに赴く向上の修行は必要ではない。 ちその中の衆生は本来覚悟の衆生だからである。 しかしにはの行があり、界には界としての行為があるのであり、この行を修行と名づけるとき、従果向因の行という。
根本の態本覚仏なりとの安心に住するところの従果向因はその修行の実際において、退転のない信心行をとる。 信心は仏の教え・仏の知慧のままに信心安住するのであり、修行に先立って安心を得る。 修行の結果に安心成仏があるのではなく、安心成仏の境地に住して後に修行するものである。

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