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地蔵菩薩

じぞうぼさつ #1227

地蔵菩薩

じぞうぼさつ

Kṣitigarbha。
地蔵菩薩本願経』(正蔵一三巻七七七頁以下)、『地蔵十輪経』(同七二一頁以下)によると、釈尊の付嘱を受け、釈尊滅後より弥勒出世に至る無仏時代に、声聞形を現じて六道の衆生を救済する菩薩とされる。
胎蔵界曼荼羅地蔵院の主尊は菩薩形で左手に如意宝幢のある蓮華、右手に宝珠(月輪)をもつ。
地蔵信仰は唐末以降、わが国では平安中期より民間に普及して、左手に宝珠、右手に錫杖をもつ比丘形が一般となった。
六道能化の主とすることから六地蔵説が説かれる他、阿弥陀仏の因位たる法蔵菩薩と同視する説もある。
日蓮聖人は『顕謗法鈔』において八大地獄因果を論ずる中で「されば当世の人々の、(阿弥陀仏等の)仏(地蔵菩薩等の)菩薩を恃ぬれば、宗々を学したれば地獄の苦はまぬがれなんどをもえるは僻案にや。 心あらん人々はよくよくはかりをもうべきか」(定二五三頁)と述べて、弥陀の信仰と並べて地蔵信仰を弘経の用心に反する謗法と見ている。
《『遺文辞典』歴史篇「地蔵菩薩」の項、『岩波仏教辞典』「地蔵」の項、『図説仏教語大辞典』「地蔵菩薩」の項、『国史大辞典』六巻「地蔵信仰」「地蔵菩薩」の項》

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