妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

以要言之

いようごんし #556

以要言之

いようごんし

要を以って之を言わばと読む。 今まで説き来たったことを要約して述べるという意。 法華経神力品に出づ。
『法華経』は序品から始まって、方便品二乗作仏、寿量品で久遠実成が説かれ、神力品において涌出品で大地より涌現した上行等の地涌の菩薩付嘱されるが、付嘱の時釈尊が今まで説いたえを要約するにあたって言われた言葉である。
観心本尊抄』には「所詮迹化・他方の大菩薩等に我が定證の寿量品を以て授与すべからず。 末法の初謗法の国・悪機なる故に之を止め、地涌千界の大菩薩を召して寿量品の肝心たる妙法蓮華経の五字を以て閻浮の衆生に授与せしめたまふ也。 (略)かくの如く十神力を現じて地涌の菩薩に妙法の五字を嘱累して云く、(略)要を以て之を言はば、如来の一切の所有の法・如来の一切の自在の神力・如来の一切の秘要の蔵・如来の一切の甚深の、皆此の経に於て宣示顕説す等云云」(定七一五-一八頁)とある。
《『遺文辞典』教学篇「以要言之」「結要付嘱」の項》

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