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結要付嘱

けっちょうふぞく #4454

結要付嘱

けっちょうふぞく

法華経の肝要を結んで付嘱することをいう。
釈尊が法華経神力品において本経一部を四句の要法に結んで本化上行等の四菩薩付嘱されたことをいう。
神力品に「要を以て之を言はば、如来の一切の所有の法、如来の一切の自在の神力、如来の一切の秘要の蔵、如来の一切の甚深の、皆此の経に於て宣示顕説す」とあるのがそれである。
神力品における付嘱を、嘱累品の総付嘱に対して別付嘱というが、天台はこの別付嘱を更に四つに分けて、「爾時仏告上行等」から「猶不能尽」までを称歎付嘱、「以要言之」から「宣示顕説」までを結要付嘱、「是故汝等」から「起塔供養」までを勧奨付嘱、「所以者何」から「而般涅槃」までを釈付嘱と名づけている。 これらの中でも結要付嘱別付嘱の中核をなすものである。
台は「如来一切所有之法」について、一切法とは三千の諸法であり、それは皆妙にして自性清浄なること蓮華の如くなれば、妙法蓮華経の名(名玄義)を指すと釈し、「如来一切自在神力」は如来の大用(用玄義)即ち神力品の十神力を指し、「如来一切秘要之蔵」は諸法実相(体玄義)を指し、「如来一切甚深之事」は実相の因果(宗玄義)を指し、「皆於此経宣示顕説」は、以上の名・用・体・宗の四重玄をもって一経(経玄義)を総結すると釈した。
聖人は天台の釈を継承されながらも、自己の宗教体験による霊的啓示から、この付嘱の文は妙法蓮華経の五字を詮顕するものであるとし、五重玄具足の妙法蓮華経の五字こそ付嘱の法体であると感得された。
《『日蓮辞典』「結要付嘱」の項》

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