蓮華座
蓮華座
れんげざ
蓮華の台座。
蓮台、蓮座などともいう。
諸仏菩薩等が蓮台に坐するのは自性清浄の当体蓮華に住することを表す。
即ち蓮華をもって仏の功徳聚を表すものとし、また蓮華は清浄不染なるをもって諸尊の座として用うるのである。
法華経に「不染世間法如蓮華在水」、『華厳経』に「悉見㆓ 如来㆒ 坐㆓ 蓮華宝獅子之座㆒ 」、「此理を悟る人は必ず仏と等しく蓮華の台に処し、蓮華を以て身を荘厳し」(定八三頁)、『陀羅尼集経』第五壇上の式を説く中に「東方に蓮華座を作り、座上に一口の太刀を置き、北方に亦蓮華座を作り、座上に一面の明鏡を安ず」とある。
念誦経には、修法の時、面を東方に向け蓮華座に結跏趺坐に坐して増益を行じ、除災には面を北方に向け薩結跏坐(サケッカザ)(稍膝を竪て脚を交えて坐す坐法)に随うと説く。
《『遺文辞典』歴史篇「蓮台」の項、『図説仏教語大辞典』「蓮華座」の項》