聖誕七百年
聖誕七百年
せいたんななひゃくねん
大正一〇年(一九二一)が、日蓮聖人誕生以来七〇〇年に当り、さまざまな行事・事業がなされた。
田中智学の書いた聖史劇「佐渡」が歌舞伎座で上演され、日蓮宗大学(今の立正大学)は「七〇〇年子供大会」を開催した。
宗典刊行会は『日蓮宗宗学全書』の刊行をすすめ、また『原文対照口語訳日蓮聖人全集』も発刊された。
日蓮宗管長河合日辰は北陸、東北、北海道の一道八県を親教、身延山久遠寺では二期にわたって記念の報恩会を修し、祖廟整備と御真骨還元のため祖廟釐整会を設立した。
他に明徳高等女学校(京都五条堀川)と明浄高等女学校(大阪)が開校されたのも特色としてあげられる。
また喜多村日修が「宗内私立学校認可規則」により中山学林を設立した。
日蓮門下統合の動きや立正大師号奏請は、この聖誕七〇〇年を契約にしながら展開された。
《『日蓮宗年表』、望月歓厚編『近代日本の法華仏教』》