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真流正伝鈔

しんるしょうでんしょう #4227

真流正伝鈔

しんるしょうでんしょう

六巻。 日真門流の本山である本隆寺第七世、証誠院日修(一五三二-九四)著。
本書は詳しくは『真諦法流正伝鈔』といい、後世『青藍鈔』とも呼ばれる。
『宗全』一〇・一一巻には、本書を本隆寺四一世遠成院日寿が校訂し、更に和解を加えた『改正真流正伝鈔並和解』が収録されている。
本書の著述由来は「」ならびに「奥書」によると、大檀越豫州大守源経孝(日孝)の請によって、正七年(一五七九)の秋、日修が法華経一部を三五〇箇条に亘って註釈し、これを越前平等会寺の日然に口決したものである。 その解釈の立場は、法華宗真門流の祖、常不軽院日真(一四四四-一五二七)、および日修の師慶隆院日諦(一四七四-一五五八)より相承した宗義を基として、それらを継承する正嫡意識のもとで著述されたものである。 つまり題号の示すとおり、日真・日諦に相伝せる法流を正しく祖述することにあるといえる。
本書の義内容は、本迹論においては本迹実相異体説を主張して、日隆門流の理同事異・法身通同の義を破し、更に久近本迹勝劣の立場から日辰門流の約教已今本迹を破している。 顕本論は妙顕寺系の教説が理顕本であったのに対し、事顕本を立てる。 法華経一経を受容するにあたっては、妙顕寺系が神力品正意を主張するに対し、日修は寿量品正意を論じるのである。 そして下種論においては、本果下種を正意とする。

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