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久近本迹

くごんほんじゃく #343

久近本迹

くごんほんじゃく

久近とは間の長と短をいい、本迹とは本門と迹門、あるいは本地と垂迹をいう。
慶林日隆(一三八五-一四六四)は本迹勝劣を主張するが、その一つとして久近本迹勝劣がある。
ち久遠の昔と近成の今とを相対して、久遠の昔の方が勝れ、近成の今の方が劣るというものである。
つまり仏身論に約して垂迹と本地との相対である。
それを「」の勝劣というのは、理体の上での勝劣ではなく、成仏の久近という由によって勝劣を論ずるからである。
これを迹門本門に約すれば、久遠の昔は本門、今日は垂迹の仏であるから迹門ということで、その意味で久遠本時の本門は勝れ、それ已後の二番成道已後の垂迹のの所説はすべて劣るという。
つまりこれはに約する本勝迹劣といえるのである。

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