浄徳夫人
浄徳夫人
じょうとくぶにん
法華経厳王品にでる妙荘厳王の后である。
夫人とその子浄蔵と浄眼は仏に帰依していたが、夫である妙荘厳王は外道である婆羅門の法を深く信受していた。
仏は王を仏道へ導くために法華経を説くことになり、浄蔵と浄眼は母と共に仏の所に往詣することを願いでた。
その時、夫人は王と同行するため二人の子供に王の前で神通力を現すことを勧め、実行に移した。
王はその神通力に驚き、歓喜して仏の所に詣でた。
王は仏法を聞いて大いに歓悦し、仏道を修め、その結果、仏の記莂を与えられた。
日蓮聖人は妙荘厳王を仏道へ導き入れた浄徳夫人を高く評価し、末法における女人の手本とまで述べている(『日女御前御返事』定一五〇九頁)。