本眷属
本眷属
ほんけんぞく
久遠本仏の弟子として、過去久遠に本仏から教化を受けた弟子達のことである。
涌出品において大地より涌出した本化上行等の大菩薩のことであり、この本眷属は如来使として、末法に仏の脇士として妙法を弘めるべき付嘱を受けた者である。
『法華題目鈔』中に智顗の『法華玄義』所説の「本門の十妙」が出てくるが、その一つに本眷属妙がある。
末法に法華経を弘める者は、すべて本眷属であると考えられる。
『日蓮聖人遺文辞典』教学篇「本眷属」の項目解説によると、「日蓮においては、一切衆生の本性が本眷属たる地涌の菩薩であるというごとき、実相理から見た解釈はなされない。ただ、娑婆衆生を釈尊の三五の遠化を忘失し退店した罪深き存在であるとする文言は見られる」等とある。
《『遺文辞典』教学篇「本眷属」の項》