妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

日近(常寂院)

にちごん #3101

日近(常寂院)

にちごん

(一六一四-九七)
字は舜説、常寂院と号す。
越前に生まれ寂照日乾の甥に当る。心性日遠について剃髪得度、養珠夫人の資助を得て飯高檀林に研鑽二〇年。
日近は生来病弱にして危篤の状態におそわれることあり。養珠夫人これを哀み鎌倉に小庵を設けて療養に専心つとむ。体力回復して法務に耐えるにいたる。
夫人の建立になる貞松蓮永寺に晋山、更に身延大野山本遠寺四世に瑞世し、養珠夫人の菩提を弔う。
紀州頼宣朝廷に奏して大僧都を贈る。
日近は駿州清水の地に観富山竜華寺を創し夫人の冥福に資す。
元禄一〇年閏二月八日遷化、寿八四歳。
法華経読誦書写三昧の生涯と称せられ、法華経開結共一〇巻真読一〇〇〇部、訓読一〇〇〇部、開結を除いて真読一〇〇〇部、訓読一〇〇〇部、書写紺紙金字一字三礼一部成す。
また坐像一尺余釈尊像、立像二尺余釈尊像を彫刻すという。
《『本化別頭仏祖統紀』、影山堯雄『日蓮教団史概説』、宮崎英修『続・日蓮宗の人びと』、『日本仏人名辞典』「日近」の項

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