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性種

しょうしゅ #2168

性種

しょうしゅ

仏性種ともいう。 仏果を成ずべき根本原因を因果具足の種子に譬えた「仏種」に二義があり、仏の教法を仏種とする乗種に対し、衆生に本来具有されている仏性、性徳浄分の種子を性種という。
十界互具一念三千なれば、地獄界餓鬼界にも仏界があるわけであるから、凡夫衆生は必ず仏性を持っている。 仏性がある以上、仏果を成ずる可能性があるわけであるから、仏性を仏と成る種、性種というのである。
ただし、それはあくまでも可能で、一念三千の原理からいう「理」であり、衆生は自己内在の仏性を直接因・縁として働かせ、その理を実として顕現することはできない。 煩悩によって仏性が覆われているのが衆生衆生たるゆえんである。 そこに現実にと成った本仏の因・果を籠められた教(乗種)を必要とするのである。 乗種を下されることによって初めて仏性が開花結実する。
この用語の典拠は三大部中に稀にある。
《『遺文辞典』教学篇「仏性」の項》

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