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三種止観

さんしゅしかん #213

三種止観

さんしゅしかん

台の観心、漸次止観・不定止観・円頓止観の三種をいう。
摩訶止観』序文に説かれ、智顗が南岳禅師より伝えたとされる。
漸次止観とは初め浅く後に深きへと階梯のように次第に禅定を修して実相を観ずる止観
不定止観は別に階段を定めず、前後・浅深・事理共に交互し、機根に応じて変化をもって実相を観る止観
円頓止観は浅深をたてず、初後不二にして初めから実相を本来円融の法として観る止観
台の観心は円頓止観をもってその極まるところとされることから天台宗を円頓宗ともいう。
日蓮聖人が『始聞仏乗義』に円頓止観は「法華三昧の異名」(定一四五二頁)というように、天台法華宗の肝心とされ、古来より特に円頓止観を説明する一節を「円頓章」と呼んで尊んできた。
日蓮宗宗定法要式』にも収められ、祈祷の時など日蓮宗も広くこの「円頓章」を読誦している。
円頓止観を広説したものが『摩訶止観』一〇巻である。
《『遺文辞典』教学篇「三種止観(さんしゅのしかん)」の項》

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