妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

寄加持

よりかじ #1806

寄加持

よりかじ

寄り代を使って行う修法。
寄りに立つ者を神女・寄増・詑女・神子・巫女(みこ)などと呼称する。
不空三蔵訳の『速疾立験摩醯首羅天説阿尾奢法』には、七―八歳の童男童女を使用すると述べられている。
古来すべての宗教に憑霊者が存在し、予言・霊告等を行って来ており、わがのイタコや霊媒も「寄り代」と同一であろう。
修法に寄り代を使う場合は、まずその者の身体、着衣を浄め、修法師の後に正座合掌させ、読経唱題して、本人が憑霊状態に入った時、尋問して憑依の由来願望等を知り、随時化修法して得脱させる。
難治の苦患災難等で原因究明が困難なに行うが、妄りにこれを行い、また軽信散漫な者を使用することは厳にめるべきである。
寄り代になる者は常に水行あるいは長時間唱題行をさせ強盛な信仰に徹底させることが肝要であり、初心の験者が寄り加持を行うことを先師は強く禁じている。
《『修祷故便覧』》

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