修法師
修法師
しゅほっし
日蓮宗加行所で一〇〇日の苦修練行を満了し、伝師から加持祈祷の秘法を受けた教師で、伝主(祈祷根本道場の伝統を護持し加行所を格護する)から伝師副書の許証を与えられ宗務総長の任命を受けた者が修法師である。
加持祈祷の修法は修法師のみが行う。
修法師が再行以上の加行を行う場合、それぞれ一定の条件が定められている。
五行成満の修法師で権僧正以上の者は参篭することができる。
五行成満で特に修法錬達と認められた修法師は伝師相承、参篭一〇〇日の結界を満了した修法師で特に認められた者は修法師範の允許がそれぞれ伝師から与えられる。
この場合伝主の承認と宗務総長の認証が必要である。
行僧の訓育、修法相承の行儀を行う伝師及びこれを補佐する副伝師には権僧正以上の五行成満の修法師で多年修法に実績を有する者でなければ任命されない。
修法師は相互研究及び連絡を図るため宗務所管区毎に修法師会を組織する。
修法師会長の氏名は宗勢所長から宗務総長に屈け出される。
修法師会長は、布教師会長、社会教化事業協会長と共に宗務所の立案及び実施に協力しなければならない。
修法師で停止以上の懲戒に処せられた者は一定期間修法の行儀を停止され、相伝の秘法を漏洩したり、医師の治療を妨げる行為をしたり、品行不正である者は修法審議会の決定に基づき修法師の資格を失う場合がある。