妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三変土田

さんぺんどでん #142

三変土田

さんぺんどでん

釈尊神通力をもって三回、穢土を浄土に変えたことをいう。
法華経宝塔品では大地の下から多宝塔が出現し、多宝如来によって法華経の真実が証明され、この時、多宝如来を拝みたいとする人々の意向をうけた釈尊は、十方の世界で仏事を行じている分身(ふんじん)諸仏を集めなければならないとして、白毫の光を放たれる。
これに応じて分身の諸仏は娑婆世界に集まって来るが、この時に釈尊は分身の諸仏が坐るべき場所を整えるために、最初は娑婆世界、次に八方の二百万億那由他の国、三度目に更にまた八方の二百万億那由他の国を変じて清浄ならしめ、地獄・餓鬼・畜生・修羅および増上慢の人を他土に移らしめたと示されている。
天台大師は『法華文句』で、第一変は見思の惑、第二変は塵沙の惑、第三変は無明の惑を断じたことを意味すると解釈した。
《『遺文辞典』教学篇「三変」の項、『日蓮辞典』「三変土田」の項》

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