闘諍堅固
闘諍堅固
とうじょうけんご
『大集経』に仏滅後の時代を五箇の五〇〇年に区切って仏教の消長を説いているが、その第五の五〇〇年を指す。
この時代には教義についての争いが盛んとなり、お互いに自説だけが優秀であり他説は劣っているとして論争しながら、仏教が伝承されて行くという。
堅固というのは仏の未来記の通りに間違いなくこのような時代が実現するという意である。
正像末の三時の中では末法の初めがこの時代にあたり、三学は廃れ邪見が増して、仏の教法は衰滅してしまうという。
日蓮聖人は法華経薬王品の文によって、このような末法の初めこそ、法華経が広宣流布する時であると強調されている。
《『遺文辞典』教学篇「闘諍堅固」「闘諍堅固白法隠没」「闘諍言訟(とうじょうごんじょう)」「闘諍言訟白法隠没」の項》