白法隠没
白法隠没
びゃくほうおんもつ
末法の時代に入ると仏の教法が滅びてしまうこと。
白法とは仏の教法をいう。
仏教の生命の維持・利益の変遷を仏が予言した『大集経』に、仏滅後の時代を五つに区分して、第五の五〇〇年に「我が法の中に於て、闘諍言訟して白法隠没し損減すること堅固ならん」とあるのが出典。
日蓮聖人は『大集経』の仏教衰滅説に対して、法華経薬王品の「我が滅度の後、後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布せん」の文によって、末法の時代を法華経が広宣流布すべき必然の時であるとして「大集経の白法隠没の時に次いで、法華経の大白法の日本国並に一閻浮提に広宣流布せん事も疑うべからざるか」(「『撰時抄』定一〇一六頁)と述べられている。
《『遺文辞典』教学篇「闘諍堅固白法隠没」「闘諍言訟白法隠没」の項、『日蓮辞典』「白法隠没」の項》