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仏壇

ぶつだん #502

仏壇

ぶつだん

崇敬の像、曼荼羅本尊及び宗祖御像並びに先祖の霊牌・過去帳を案じ、五供(ごく)「香・華・灯燭(五具足三具足)・浄水湯茶・飯食膳霊」を供え、朝夕礼拝供養報恩感謝の誠を捧げる壇のこと。
箱型厨子(ずし)又は龕(がん)と称し、宮殿(くうでん)造りで金箔押漆塗・紫檀・黒檀・桜・桑・欅などのものがある。
宗派による様式のちがいは、あまりなくて、本尊荘厳具等に若干の差がある。
なお、寺院に内仏堂を設けたことは、七世紀頃の中国僧法顕(ほつけん)の印度旅行記『高僧法顕傳』に載せられ、特に仏壇と称したことは『日本書紀』二十九「天武天皇十四年(六八五)二月詔して諸国毎家に仏舎を作り乃ち仏像及び経典を置き以て礼拝供養せしむ。」とあり、『日本書紀通論』第三十四はこれを註し「佛壇。 毎に佛舎を作る」と記している。
また、『松屋筆記』上巻には「禁中の御佛壇は黒戸のに有るよし」といい、『倭訓琴』にも「禁中女中詞に佛壇を御黒戸と称す」といっている。
『望月佛大辞典』は「今俗の佛壇は厨子の変體。 法隆寺佛壇は土壇、薬師寺佛壇は七宝石壇、東大寺佛壇は木造八角二重」、中村元著『佛教語大辞典』は「現在は専ら在家の本尊や位牌を安置する厨子又は宮殿形のもの」を仏壇と称している。
《『図説仏教語大辞典』「仏壇」の項、『岩波仏教辞典』『国史大辞典』一二巻「仏壇」の項》

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