妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

仏勅

ぶっちょく #499

仏勅

ぶっちょく

勅とは子のことば、子の命令。
仏勅とは法界の天子たるの仰せ、勅をいう。
日蓮聖人は特に仏を釈迦仏と限定し、その釈尊が真実を説き明かされた法華経の文々句々を仏勅・仏の勅宣として感受し、それに答えんと法華経の伝道活動に邁進した。
『開目抄』には有名な五箇の鳳詔(ほうしよう)(天子の詔勅、仏勅のこと)が記されている。
「誰か能く此の娑婆土に於て広く妙法華経を説かん。今正しく是れなり」。
「我が滅の後誰か能く此のを護持し読誦せん」。
「今前に於て自ら誓言を説け」。
この「宝塔品」の三箇の勅宣(定五八二頁)と「提婆品」の悪人成仏・女人成仏の二箇の諫曉(定五八九頁)とである。
聖人がこの命によって立ちあがったことは明らかである。
如説修行鈔』に「かかる時刻に日蓮仏勅を蒙りて此の土に生れけるこその不祥なれ。法王の宣旨背きがたければ」(定七三三頁)と吐露している。
《『遺文辞典』教学篇「仏勅・仏敕」の項、『日蓮辞典』「仏勅」の項》

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