妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

諷経

ふぎん #4804

諷経

ふぎん

本来の意味は、音声を調えて経文を諷唱することを指し、もとはバラモンの法であったが、がこれを採り入れた。
これを梵(ぼんばい)といい、梵を良くするものを経師と称した。
また禅では、諷経という語を「勤行」という意味に用いている。 ち「毎日三時諷経」という如きものである。
この他にもいくつかの種類の諷経が挙げられるが、その内の一つに「結縁諷経」と呼ばれるものがある。 これは開山忌および歴代の祖忌に、郷人或いは江湖の僧が来って経咒を挙げることをいうのであるが、これが転じて僧俗の葬式に列席して読経することをも「諷経」というようになったのである。
本宗に於ては、特に参列寺院席の上座に設ける席を「諷経席」と呼び、この席には二畳台ないしは座布団を敷き、焼香机を用意する。 なおこの席に着く場合には、道服、折五条は不適当であって、素絹、五条もしくは本衣、五条を着用すべきである。 また読経の心得としては、出座の衆僧を凌ぐような音声は出さぬように心掛けるべきである。

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