諭達
諭達
ゆたつ
布教その他の重要事項について宗務総長が闔宗に発するものを、管長の「教旨」に対して諭達という。
明治年間には管長(小林日董)の発したものを「諭告」といい、末尾に「右諭達候事」とある。
戦後も昭和二二年(一九四七)「身延山燈明会」結成に際し、深見管長が発したものを諭達といっている。
昭和二五年「開宗七〇〇年」の諭達は宗務総長(内倉日道)によって発せられているが、これも管長制が廃止されているときであるから現行の宗務総長の諭達とは同一に考えられない。
昭和二六年「宗定法要式」出版に当り総監(増田日遠)の諭達が発せられているが、このときは宗本一体制で法主の存在がある。
従って現行の「諭達」は、昭和二九年管長制復活以来のものを指しているのである。
昭和四四年には日蓮聖人降誕七五〇年、昭和五一年には聖人七〇〇遠忌に関する諭達が、片山宗務総長、渡部宗務総長からそれぞれ管長の教旨と共に発布されている。