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般舟三昧経

はんじゅざんまいきょう #4572

般舟三昧経

はんじゅざんまいきょう

三巻。
後漢の支婁迦讖訳。
後漢光和二年(一七九)訳出。
『正蔵』一三巻所収。
『十方現在悉在前立定経』『大船舟三昧経』『十方現在立定経』とも称する。
漢訳大乗経典の中では極めて古いもので数種の訳がある。
品・行品・四品・譬喩品・無著品・四輩品・授決品・擁護品・羼羅耶品・請仏品・無想品・十八不共十種力品・勧助品・師子意仏品・至誠仏品・仏印品の一六品よりなり、般舟三昧による見仏(阿弥陀仏)を説く。
これは阿弥陀仏に関する最古のものと考えられ、浄土経典の源流として注目される。
日蓮聖人は『本尊問答抄』等に四種三昧の依文として『文殊問経』や『請観音経』と共にその名をあげられている。
四種三昧の内、常行三昧は般舟三昧とも称され『般舟三昧経』によって修す。
「般舟」には「立」(諸が行者の前に立つ)の意味がある。
聖人は「常行三昧は般舟経等なり」(断簡五二)と述べ、『一代五時継図』には『摩訶止観』巻二の「若し弥陀を唱うるは即ち是れ十方の仏を唱うる功徳に等し。但専ら弥陀を以て法門の主と為す。要を挙げてこれを言はば歩歩声声念念唯阿弥陀仏に在り」の文を受けて、「私に云く、此の釈般舟三昧経に依る也。常行三昧の下。口説嘿の下」と記されている。
《『遺文辞典』歴史篇「般舟三昧経」の項、『大蔵経全解説大事典』「〇四一八・般舟三昧経」の項、『大乗経典解説事典』「浄土部」、『仏書解説大辞典』『岩波仏教辞典』「般舟三昧経」の項》

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