脱師法類
脱師法類
だっしほうるい
脱師法縁とも称し、一円院日脱を祖に仰ぐ法脈をいう。
縁頭本山は依知妙純寺である。
一円院日脱は金沢市本是寺開山本是院日理(鷹ケ峰檀林七世)について得度した。
苦学勉励の後に山科檀林五世、飯高檀林一八、立本寺二二世、身延三一世の猊座に晋董、元禄一一年(一六九八)九月二二日、江戸谷中瑞輪寺に於て化す、七三歳であった。
その弟子の二、三を列挙すれば、不変院日忍(小菅妙福寺二一世、谷中妙法寺一〇世)、恵明院日勤(飯高檀林玄能松ケ崎檀林玄能、立本寺二八世)、太寿院日量(松ケ崎檀林玄能、西谷檀林二九世、甲州妙了寺一六世)、禅明院日聴(東山檀林三三世、飯高檀林五五世、駿州感応寺二五世、甲州立正寺二一世、身延三八世)、能治院日妙(飯高檀林六六世、四ッ谷戒行寺歴、野呂妙光寺三四世、身延四一世)、善応院日諶(青柳善応寺開山、身延鷹取山の麓に日脱は自身の閑居所、一円庵を創したが日脱移らずして入寂した。
そこで同庵の二世となる)。
また慶雲日雨、一道院日法も日脱の弟子と伝える。
日脱を頂点とし飯高檀林を基盤としたこの法脈はよくその勢力を伸張し、休息立正寺を始め全国に百数十ヵ寺の法縁寺院がある。
《影山堯雄『諸檀林並親師法縁』、『身延山史』、『脱師法縁録』》