妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

百五十箇条

ひゃくごじっかじょう #4198

百五十箇条

ひゃくごじっかじょう

左京阿闍梨日(一四二八-八九-)が、住本寺(のちの要法寺)に伝わる日尊門下の教学や法門等を一五〇ヵ条にまとめたもの。
写本は京都要法寺に所蔵。
要法寺一二世西京阿闍梨日在(一四九六-一五五五)の花押が記された奥書によれば、書写年次は文一六年(一五四七)八月一〇日で、「住本本是院日叶所談」として書かれている。
は、もと本是院日叶と称し、要法寺系に属していたが、従来の尊門教学に反対して住本寺を退出し、文明一三-四年(一四八一-八二)頃大石寺の日有(一四〇二、または一四〇九-八二)の門に投じた。
のち重須に転じたとも伝えられるが詳らかではない。
また院号を顕応院ともいう。
本書の内容は、そのともいえる記述から窺えるように、尊門教学上における「申シ伝ル法門」を一五〇ヵ条挙げて、それに日教の私情を差し加えずに「御抄経釈」を付加して簡単に解説したものである。
尊門流の法門を「末代初心」の者や「門流不知案内」の人々のためにまとめられたものであろう。
また、これを書写して習学すべき旨が述べられている。
本因下種の立場から「仏に就て本迹有べき事」の条では、「当流には日蓮聖人を以て本門の教主と仰ぐ所なり」と宗祖本仏論にも触れている。

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