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現証

げんしょう #4111

現証

げんしょう

(一)説が現実社会に活現すること。
仏法を社会に実践するなかで、えの正しさが実際に証拠づけられること。
法華経の実践には文証・証・現証三証が具備する。
文証とは説たる経典に依拠することによって自説の真実が証明されること、理証とは道理にかなうことによって自説の真実が証明されることである。
宗祖は『三三蔵祈雨事』に「日蓮仏法をこころみるに、道理と証文とにはすぎず。 又道理証文よりも現証にはすぎず」と述べ、三証の中でも、とくに現証を重要視された。
日本国における内乱や蒙古の来牒、大早魃や悪相往生等は王の邪信や諸宗諸師の僻見、誑惑を証明する現実の証拠である。
(二)『金剛頂経』の異名たる「金剛頂一切如来真実摂大乗現証大教王経」(不空訳)の現証とは円仁の『金剛頂経疏』の説明によると現生証得、つまり即身成仏の意味であるが、この意は日蓮宗門にはない。
《『遺文辞典』歴史篇「現証」の項》

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