妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

法蓮寺(東京都品川区)

ほうれんじ #3904

法蓮寺(東京都品川区)

ほうれんじ

東京都品川区に所在。
山と号す。
池上本門寺の旧末寺、開山は朗門九鳳の一人・越中阿闍梨朗慶(-一三二四)で、文保年(一三一七-一九)の草創と伝える。
朗慶はこの地を領した源氏直系の八太郎義の曽孫荏原左衛門尉義宗の末子だという。
父義宗は池上氏の縁故で聖人の直檀となり、のち朗慶を日朗のもとで出家させた。
荏原氏は源氏相伝の八幡大菩薩の神像を所持していたが、ある夜夢告があり聖人に点眼を請い、法華経擁護の神像としてこれを朗慶に付与した。
正中元年(一三二四)二月二八日に義宗が没したので、朗慶は館址中延の地に八宮を建てて神像を奉安し、隣地に一宇を建立して妙法蓮寺と称したのが当寺の濫觴だと伝えられる。
中延八社にこれらの所伝の証拠となる文永一〇年(一二七三)に義宗が神像を付与したときの譲状や、縁起などの古文書を伝存するが、いずれも後代に成立したもので、史実的には問題点が多い。
《『本化別頭仏祖統紀』、『荏原中延史』、『高祖年譜』》

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