ゆずりじょう
師匠が弟子に寺院を譲り与える時に、その詳細を認めた文書のこと。
特に大寺の貫首は、その寺院のみならず、率いるところの教団すべてを弟子に譲るわけであるから、譲状のもつ意味は大きい。
譲状に認められる内容は、日蓮聖人ならびに先師の曼荼羅本尊を始め、経文・聖教・仏像・祖師像・僧侶・信者・寺院(本寺・末寺・坊)・什器・記録など、実に多岐にわたるものである。
更にこれらの譲与物件をあげた上で、未来永々にわたって心得るべき事柄などが記されている。
《『遺文辞典』歴史篇「ゆづり状・譲状」の項、『日蓮辞典』「譲状」の項》