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法性

ほっしょう #3784

法性

ほっしょう

サンスクリット語のダルマター(dharmatā)の訳。
存在者の存在、存在するものの本質、法の体の意。
すべての現象に在する真実不変の本のことで、いわゆる真如の異名である。
もののあるがままの真実のすがたやありかたに他ならないから、真如法性とも、真ともいう。
大智度論』巻三二によると、諸法には各各相(現象の差別相)と実相(現象の無差別相である)とがあり、実相=空が法性と名けられるという。
また法相宗では三性の中の円成実性を法性といい、三論宗では真空を、そして華厳宗では随縁して万法を変造する真如、即ち随縁真如の面を、それぞれ法性という。
天台宗にあっては法性は、性悪説に基づいてか染・浄を具するとされる。
要するに諸法本然の実法性とする。
従って一般には如来蔵(tathāgata-garbha)と区別して説くのであるが、ときに同義とする説もある。
日蓮聖人は、妙法蓮華経が一切衆生の仏性であり、その仏性がいわゆる法性であり、菩提(bodhi)である(『聖愚問答鈔』定三八七頁)とも、妙法蓮華経の当体が法性の妙である(『当体義鈔』定七五七頁)ともいわれる。
《『遺文辞典』教学篇「法性」の項、『岩波仏教辞典』「法性」の項》

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