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了義経

りょうぎきょう #377

了義経

りょうぎきょう

仏法の真理が完全明瞭に説き示されている経典を了義経という。
これに対し未だ真実が覆い隠された方便の教えが説かれている経典を不了義経という。
一代教の中で何をもって了義経とするかは「了義・不了義は所対に随って不同なり」(『守護国家論』定九七頁)とあるように、一般には相対的に位置ずけられる。
例えば小乗経典に対すれば大乗経典はすべて了義経とされる。
しかし宗義においては「了義経と申すは法華経、不了義経と申すは華厳経・大日経・涅槃経等の已今当の一切経なり」(『報恩抄』定一一九四頁)との言葉が明示しているように、法華経を唯一絶対の了義経とする。
従って日蓮聖人は『涅槃経』の「了義経に依って不了義経に依らざれ」(北本・如来性品第四―三)という経文を専ら法華経を唯一の明鏡とすべきであるというの遺言と解釈するのである。
《『日蓮辞典』「了義経」の項》

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