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最上位経王大菩薩

さいじょういきょうおうだいぼさつ #3279

最上位経王大菩薩

さいじょういきょうおうだいぼさつ

久遠実成本師釈迦牟尼仏の応現として、衆生の済度のために菩薩の姿となって現れた、法華経の守護神といわれる。
最上位とは、その位階が最上であることを表し、経王とは諸経の中の王をいい、最上位も経王も共に法華経を意味するのである。
その姿は女神であり、柔和にして豊麗、左の肩に稲束をになって、右の手に鎌を持ち、白狐に乗り、その白狐は口に如意宝珠をくわえている。 稲束は最上尊が五穀の神であることを象徴するものである。 これは食糧をもって生活を守護することを意味している。 また鎌は稲束と共に農作を表し、広く労働を守護する意を持ち、更にを払い退散させる意をも表している。 白狐のくわえている如意宝珠は心願成就・開運招福を意味している。
最上尊は俗に稲荷と呼ばれるところより、狐であるように混同されているが、いわゆるキツネ(動物)ではなく、久遠本仏・法華経の応現仏として、法華経の精神を心として衆生済度のために出現した菩薩である。
最上尊の乗る白狐は、白すなわち最上尊の清浄なることと、神出鬼没の神通力・神秘的な霊力を象徴するものである。
最上位経王大菩薩には八大竜王・三面大黒天の脇、日車王(ひぐるまてんのう)・荒熊王(あらくまてんのう)等の七七の王が眷属として、取巻いている。
《稲荷日宣『法華経の心』、『史大辞典』一巻「稲荷信仰」の項

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