にちれんほんじぎ
二巻。
守玄院日領(一五七二-一六四八)著。
『仏全』宗論部、『教全』所収。
日領は小西檀林の能化で、小湊誕生寺一六世。
寛永受不受論で佐渡へ流され、のち奥州相馬に移された。
慶安元年(一六四八)一一月二三日流謫地で入寂。
本書は日領が日蓮宗から改衣した舜統院真迢(一五九五-一六五九)の『破邪顕正記』五巻に反駁したものである。
ことに真迢が日蓮聖人を上行菩薩の応化ではないと否定したことに対して、本書は聖人の本地は上行菩薩なる事をのべる。
更に聖人が最高位の菩薩、上行であることを論証するために、十箇の道理・十箇の証文・十箇の遮難を設けている。