妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

小湊

こみなと #1882

小湊

こみなと

千葉県小湊町。 千葉県安房郡(現・鴨川市)の北東部、外房の漁港である。
昭和三〇年(一九五五)二月一一日小湊町と津町が合併し現在の町名になった。
日蓮聖人誕生・出家の霊跡で誕生寺・清澄寺、その他日蓮聖人にかかわる様々な霊地・霊跡が伝説・伝承となって存する。
日蓮聖人は文永一一年(一二七四)五月に身延山に入り庵室を構えた。
文永一二年二月一六日、房州の領の新尼・大尼より「あまのり」の供養を受けた聖人は、その書状『新尼御前御返』に「古郷のはるかに思ひわすれて候つるに(略)う(憂)くつらし。 かたうみ(片海)・いちかわ(市河)・こみなと(小湊)の礒のほとりにて昔見しあまのりなり」(定八六五頁)と「こみなと」を思い出され、父母への涙とどめがたき胸中を吐露されている。
《『遺文辞典』歴史篇「小湊」の項、『国史大辞典』六巻「小湊」の項》

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