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日蓮宗現代宗教研究所

にちれんしゅうげんだいしゅうきょうけんきゅうじょ #2989

日蓮宗現代宗教研究所

にちれんしゅうげんだいしゅうきょうけんきゅうじょ

略称・現宗研は、昭和三七年(一九六二)第一一宗会で長谷川正徳宗会議員の建議案として出された「教学布教所」設置構想が発端となり、翌年、設立準備委員会が発足、昭和三九年の第一四宗会で、名称を日蓮宗現代宗教研究所として発足することが可決された。
初代所長には久保田正文が就任、その後、茂田井亨、宮崎英修、室住一妙、中濃篤がそれぞれ所長に選任され今日にいたっている。
日蓮宗現代宗教研究所規程では、その目的として「第一条 現代における諸宗教の実態を調査し、本宗教学の現代的解明と時代に適応する信行及び布教体系の確立に寄与するため」と規定され「第二条 この研究所は、宗務総長に直属し、日蓮宗宗務院内に置く」とされている。
なお具体的な研究方向として、現代における諸問題の日蓮主義的把握に関する研究、教学の現代的解明に関する研究、現代布教に関する教材及び資料の作成、現代布教の方策に関する研究、現代における諸宗教の実態調査、資料作成に関する調査、その他一般調査に関する項などが狙いとされている。
こうした方針のもとで研究部、調査部の主任、顧問、研究員の相互協力で着々と研究の成果を積み重ねる一方、各地で熱心に布教活動を行っている師の意志を充分に反映できるような会議開催が計画されてきた。
その第一回が昭和四三年に日蓮宗教化研究会議として開かれ、いらい「教団における教化活動の現状と未来への展望」「信仰の興隆と団の使命」などの統一テーマをかかげて、今日まで毎年中央で開かれている。
なお中央での教化研究会議だけでなく、各宗務区ごとに自主的に同様の会議が持たれる気運となり、七〇〇遠忌までに一〇宗務区(全)での開催が可能となるにいたっている。
出版活動としては、毎年雑誌『現代宗教研究』を、隔月刊として『研究時報』を発行、単行本としては『現代に生きる日蓮聖人』『日蓮聖人の伝記と思想』『日蓮聖人名言集』(いずれも隆文館)を発刊した。

【補記】上記は昭和五六年発行『日蓮宗典』掲載の内容である。

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