妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

日承(妙雲院)

にっしょう #2693

日承(妙雲院)

にっしょう

(一六一四-八一)
妙雲院と号す。
本妙法華宗法華宗真門流)本隆寺第一二世。
小栗栖檀林の開基。
、東細草の日崇に対して、西小栗栖の日承と尊称され、とくに台学に対する造詣が深かった。
著書に『本迹勝劣抄』『三大部承記』『名目条箇仮識』がある。
他に日観との四問四答往復の記録一篇があり、これを『承観義』という。
日承は、一部修行の正助を論じ、奪て本迹の久近事別を論ずれば本門が勝れ、日蓮聖人の本意はこの奪義為正にあるとし、「本門寿量妙法」を正行とする。
しかし、その本迹論には、能証のに久始の異なりがあるとするのみで、迹劣本勝の義が明瞭でない。
日承の日観への問いは、この点を明らかにすることにあったといえる。
しかし、その答えは本迹理体事用に論じ、仏の久近にのみ本迹の勝劣を追求したものである。
小栗栖にて日承のに侍した嘉伝日悦は、日承の学を「専ら台家の学を好み指要抄等の観心書のみを習学し、体同用殊の二を以て諸御抄の意を尽さんとする、いわゆる台家観心習学を好む」(『見聞取要抄』)と評している。
望月歓厚日蓮宗学説史』》

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