台家
台家
たいけ
天台家の略称。
当家(日蓮宗)に対して天台宗をいう。
日蓮聖人が台家に付順する称号に「天台沙門日蓮」「根本大師門人日蓮」がある。
古来、天台宗と日蓮宗との教学の相違を台当異目あるいは台当判と言い習わされてきた。
聖人は佐渡配流後は迹門台家に対して努めて本門の法門を主張したが、聖人滅後は日昭が比叡山の円頓戒壇を受けたといわれ、日興以外の五老僧(日昭・日朗・日向・日持・日頂)が一様に天台沙門と名乗ったことは天台宗に随従する(台家与同)と、富士門流では五人所破としてこの点を強調して他門徒を破した。
以来聖人滅後門下の間で台当異目、台当勝劣が論じられ今日に至っている。
門下の教学においては、室町期に日本中古天台に、江戸時代の檀林では中国原始天台に各々傾倒したあまりに却って当時の天台学(宗)に与同してしまった傾向が指摘されている。